8月23日、家から徒歩1~2分のところにスペイン・バルがあるのを発見したので、行ってみたら当たりの店でした。
こんな近くにこんな良いとこあるならもっと早く行っておけばよかった!
と、気分上々で帰宅すると・・・
暑っ!!しかも湿度が高く空気が「モアッ」としています。
リビングの温度計では、気温30.8℃、湿度56%です。※この時の時刻は21:00ころ
8/23の札幌市の最高気温は29.3℃、平均湿度は74%と久しぶりに夏を感じた日でした。
非接触式の温度センサーで温度計のすぐ横の表面温度を計測しても「31.1℃」となっています。(赤く光っているところの表面温度)
こんな時はエアコンで涼しくしたいところですが、ヤマゾー宅には、エアコンはありません。あるのは・・・
「除湿機」と「扇風機」\(^o^)/
今日はこの「除湿機」の話をしようと思います。
この除湿機、単なる除湿機ではありません。「除湿モード」から「冷風モード」にすると、画像に載っている本体左側の水色部分の冷風口から「涼しい風」が出てきます。
さて、その「冷風」ですが、どれくらいの涼しい風が出てくるのか測ってみましょう。
「冷風」が出てくるところに先ほどの非接触の温度センサーを当ててみます。
「21.5℃」と出ました。けっこう涼しい風が出ています。
説明書によると、この冷風口からは、「室温-10度」の風が出てくるようです。
なぜ、涼しい風が出てくるか?それはこの除湿機の除湿方式が「コンプレッサー式」ということにあります。
除湿機内部で冷媒を循環させ、湿った空気を冷やして水滴に変える事により除湿します。冷却することにより発生する結露を利用し空気の水分を取り除く方式です。この時の冷やした風がこの冷風口から出てきています。
ただ、冷風が出てくるわけではありません。冷やすということは同時に熱を出します。
冷風口の反対側にも排気口があり、冷風モードの場合はここから熱い空気が排出されます。エアコンの室外機にあたる部分です。
「冷風モード」の場合、裏側にある排気口から出ている温風の温度はというと・・・
なんと39.1℃!結構な温風です。
これだと冷風が出てもあまり意味がないように感じますが、このように・・・
温風がでる排気口にホースをつけることができて、温風をある程度コントロールできます。
例えば、冷風口をリビングに向けて、温風の出るホースを洗面所または洗濯物を干す部屋に送るとちょっとした乾燥室になります。
夏って洗濯物が乾くのに時間がかかりますよね?しかし、こうするとすると洗濯物が乾くのが早いのなんのって。ヤマゾー宅の洗濯機には乾燥機能は付いていませんが、これで十分事足りてます。
また、排気口の風向きを上向きにして、「衣類乾燥」モード(冷風口が閉じて除湿した空気を排気口のみから出るようになる)にして風を直接洗濯物にあてると更に早く乾きます。
「冷風」自体はそんなに強くはなく、リビング全体を涼しくすることはできませんが、寝室ぐらいなら扇風機と組み合わせることで暑い夜でも窓を開けずに済みます。エアコンみたいに寒くすることはできませんが、体調を崩す心配がないのでヤマゾーはこれくらいがちょうどいいです。
何といっても不快の原因である「湿度」が下がるのでそれだけでも快適です。この除湿機の除湿能力は「9リットル/日」なので、じゃんじゃん部屋の湿度を下げてくれます。
またコンプレッサー式なので、消費電力も205W(最大220W)と除湿能力の割には電気を使いませんので、ヤマゾー家はこの時期ほぼ1日中稼働させてます。消費電力が低い=熱が発生しない。ので本体自体が熱を発生しにくいです。そして、除湿して溜まった水は鉢植えの花にあげてます。これぞエコ(^_^)v
ただ、コンプレッサー式のデメリットもあります。
デメリットは・・・
- コンプレッサーの稼働音がします。冷蔵庫が動いた時の音に近いです。また、コンプレッサーが内蔵されているため機器が大きくなってしまいます。ヤマゾー家の除湿機は13kgあります。2Fに持っていくことはできますが重いです。
- 低温時の除湿能力が低いこと。これはエアコンと同様で室温が低下することで冷媒に熱が移動しにくくなってしまうようです。
ただ、北海道で室温が低い時期はどちらかというと乾燥気味でヤマゾー宅では除湿機はあまり使いません。なのでデメリットの2.は特に感じません。
というわけで、この除湿機は「除湿」しながら、「冷風」と「温風」をうまく使い分けることで快適に過ごせます。近年、北海道の夏は暑くなってきたといわれますが、ホントに暑いのはトータルで2週間くらいです。これで北海道の夏は乗り切れます!断言します!(^^)!