遅くなりましたが、2017年7月の発電実績を公開します!
好天が続いた7月でした。ホントに暑かったですねぇ~
スピヨ太陽光発電所初のシュミレーション越えなるか!?
ということで、7月の発電実績は
発電・・・557.6kWh
売電・・・443.7kWh
自己消費・113.9kWh
という結果でした。
まずはシュミレーションと比較してみます。
7月のシュミレーションは512kWhなので、7月の実績と比べると
557.6kWh ÷ 512kWh = 1.089・・・と、シュミレーション対比では約108.9%でした。
スピヨ太陽光発電所初のシュミレーション越え達成!!キタコレ\(^o^)/
では、この7月の気象状況はどうだったのでしょうか。
日照時間は200.8時間、全天日射量は1日平均18.1(MJ/㎡)でした。
過去30年の札幌市の7月の平均では、日照時間が164.9時間、全天日射量が1日平均16.9(MJ/㎡)です。
この7月と過去30年を比べると、
日照時間は、200.8時間 ÷ 164.9時間 = 1.2177・・・平年よりも約21.8パーセントも上回っています。
全天日射量では、18.1(MJ/㎡) ÷ 16.9(MJ/㎡) = 1.0710・・・こちらも平年よりも約7.1パーセント上回っています。この7月の気象条件は平年と比べて日照時間、全天日射量ともに上回っています。
全天日射量が平年より7.1%上、日照時間が平年より21.8%上、そして発電実績はシュミレーションと比べると8.9%上回ったという結果になりました。
ここで疑問に思ったのが、日照時間が平年より21.8%増に対して、全天日射量は平年より7.1%の増にとどまったというところです。
日照時間と全天日射量の増えかたのパーセンテージが開き過ぎだと思いませんか?「日照時間」と「全天日射量」って比例するものではないのでしょうか。もし、比例するものではないにしても、これだけの差が出たのはどのような事が考えられるのでしょうか?
気象庁ホームページで聞いてみました。
すると、回答がきました。
(札幌管区気象台)日照時間と全天日射量について
日頃より気象庁ホームページをご利用いただきありがとうございます。ヤマゾーさまからのご質問に以下のとおり回答いたします。日照時間は日が射している時間、全天日射量は日射しの強さを表しますので、必ずしも比例するものではありません。
また、ヤマゾーさまのおっしゃるとおり、2017年7月の札幌市は、平年に比べて日が射した時間は約21.8%長かったものの、平均的にみればその日射しの強さは約7.1%強くなるにとどまった、ということになります。
日は射しているのに日射しが強くないという状況は、朝方や夕方の時間帯に多くみられます(日中に比べて日射しが弱い)。また、大気中に浮遊する「ちり」(エーロゾルなどと呼ばれます)が多い日にもそのような状況となります(普通の晴れた日に比べて日射しは弱い)。
このことから、2017年7月は、エーロゾルの影響をうけていた可能性があり、このため、平年に比べ日照時間の増分と全天日射量の増分に大きな差がでたものと考えられます。今後とも気象庁ホームページをご利用いただけますと幸いです。
札幌管区気象台総務部 業務課広報係
ということらしいです。回答頂きありがとうございました!
「日照時間」=日が射している時間
「全天日射量」=日射しの強さ
勉強になりました!
なにはともあれ、やっとシュミレーションを超えることができました。設置前には「シュミレーションよりも5パーセント以上上回ることはざらにある」ということを聞いていたので、普通にシュミレーションはクリアするものと思っていました。が、トラブルによって設置当初から2~3か月の間20パーセント以上下回ってしまいました。
で、やっとのことでシュミレーション越え達成です!ここまで長かった。
これから日が短くなる一方です。これからも発電量と天気の関係を注視していきたいと思います。